土地の少ない東京でも太陽光発電は出来ます

昨今では最適な電源構成への議論が盛んに行なわれ、再生可能エネルギーへの転換は待ったなしで進められています。大規模な太陽光発電施設・メガソーラーも、全国各地で見かけるようになりました。ただし太陽光発電には広い面積が必要というイメージが強く、メガソーラーが設置されているのも、大部分は地価の安い地方の遊休地です。土地が狭く地価の高い東京では、太陽光発電は向いていないと思われがちです。しかし面積が狭くても、日照さえあれば可能なのが太陽光発電の長所です。極端な話をすれば、人工衛星は面積はほとんどありませんが、太陽光発電で動力を確保しています。東京では積雪が少なく、日照時間が比較的長いため、工夫次第で効率よく太陽光から電気を生み出すことができます。

変換効率の高いモジュールを選ぶ

東京で効率よく太陽光発電を行なうには、建物の屋上にソーラーパネルを設置する方法が考えられます。必ずしもすべての建物に適用できるわけではなく、屋根の向きや傾斜に影響を受けますし、他の建物の陰になっている時間も関係してきます。設置する前に、どの程度の効率を確保できるか、よく検討してみる必要があります。おおまかな結果であれば、ネットでも検索できるようになっています。狭い面積で太陽光発電を行なう場合には、変換効率を高くすることが欠かせません。太陽電池モジュールには結晶シリコン・薄膜・HITなどの種類があり、それぞれの変換効率は異なります。一般に変換効率が高いモジュールほど、単位面積あたりの価格も高くなっています。大規模なメガソーラーでは、コストダウンのため性能の低いモジュールを採用しています。

費用対効果のシミュレーションを

東京のような狭い土地では、初期コストが多少高くても、変換効率の高いモジュールを選ぶことが重要です。それによって年間を通じた発電量を増やすことができ、長い目で見れば有利な投資になります。なお近年ではモジュールに電子回路を組み込み、さらに効率を高めたモデルも販売されています。太陽光発電の導入前には、費用対効果のシミュレーションが大切です。ソーラーパネルの単価や性能は、メーカーによってバラバラなので、単純な比較は意味をなしません。設置に際して補助金が支給される場合もあるので計算に入れます。また売電メーターやパワーコンディショナーは定期的な交換が必要です。こうした諸費用と、節電・売電による利益を試算し、あとはユーザーの環境に対する考え方を加味して、導入を決定してください。